企業理念を体現する「アフリカ事業」 Yamaha Motor Newsletter (August 30, 2019 No. 74)
2019年8月下旬、日本・横浜市でアフリカの開発をテーマとする国際会議「TICAD 7」が開催されました。ヤマハ発動機は、およそ半世紀も前からアフリカ市場の可能性に注目し、現地に根ざした地道な事業活動を継続。今後に向けても、中・長期経営計画に基づきながら幅広い製品分野で新たな事業戦略を構築し、「2030年までに200億円規模の売り上げをめざす」(日髙社長)としています。
今回は、こうしたアフリカにおけるこれまでの足跡と、新しい取り組みについてご紹介しましょう。
足跡:きっかけは船外機
世界の陸地面積の約23%にあたる約3,000万km2の大陸と島々に、54ヵ国、約12億3,000万の人々が生活しているアフリカ。現在はまだ発展途上のエリアですが、ODA(Official Development Assistance)や豊富な鉱物資源
【ニュースレター】はい、ヤマハ発動機 広報です。No.142(まとめ)
このニュースレターは、8月5日、19日、および26日に配信した内容をPDFファイルにまとめてご案内しているものです。
【社会】
全国初! 港町を走るグリスロ潮待ちタクシー
広島県福山市の鞆の浦地区は、日本遺産にも認定された港町。人気アニメ映画のモデル地として注目を集めたことや貴重な歴史遺産が点在することから、年々観光客が増えています。この風光明媚な瀬戸内の町に、今年4月、当社製ランドカーをベースとしたグリーンスローモビリティが走り始めました。観光客や地域のお年寄りを乗せた「鞆の浦グリスロ潮待ちタクシー」は、今日もゆっくり・のんびり運行しています。
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【人材】
「未来のヤマハ」の最前線、その順調な船出
「親子エンジン分解組立教室」がキッズデザイン賞を受賞 16年以上にわたって342回の開催実績
ヤマハ発動機株式会社の「親子エンジン分解組立教室」が、このたび「第13回キッズデザイン賞」(主催:キッズデザイン協議会、後援:経済産業省、消費者庁)を受賞しました。当社の同賞の受賞は、2015年の子ども向け車いす用電動アシストユニット「JWX-2」、2016年の幼児用組立式プール「ユニットプールきらきら」、2017年の「親子バイク教室」に続き4度目です。
「親子エンジン分解組立教室」は、本物の小型エンジン(100cc)や工具を教材に、自らの手で分解・組立を体験しながら、部品の名称やそれぞれの役割、エンジンの仕組みやパワー出力の原理、正しく安全な工具の使い方、作業手順や整理整頓を総合的に身につける教室です。子どもたちの理科離れ、機械離れが指摘される昨今、本教室を通じて子どもたちがものづくりや機械の仕組みに興味を持ち、創意工夫の大切さ、やり遂げた際の達成感を実感できるようにカ
ソニーとのエンターテインメント用車両の共同開発について 新しい低速の移動体験価値を提供
ヤマハ発動機株式会社は、ソニー株式会社(以下ソニー)と新たな低速の移動体験の提供を目的とするSociable Cart(ソーシャブルカート)「SC-1」を共同開発しました。SC-1は、ヤマハ発動機の自動運転技術とソニーのエンターテインメント映像技術を融合させたモデルで、両社はこのモデルを用いたサービスを2019年度内に国内で開始する予定です。なお、SC-1はその体験を提供するもので、車両としての一般販売は予定していません。
SC-1は、室内や車体側面にビルトインされている高精細ディスプレイに、カメラで捉えた車両の前後左右の様子や走行場所に応じた様々な映像、融合現実映像(Mixed Reality※1)を映し出すことができ、従来の自動車やカートでは提供できなかったエンターテインメント空間をつくりだすことで、乗客や車両を取り巻く人々により楽しい低速移動の価値を提供すること