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単軸ロボット「AGXS」(左) と 新開発のロボットポジショナ「EP-01」(右)
単軸ロボット「AGXS」(左) と 新開発のロボットポジショナ「EP-01」(右)

プレスリリース -

Robonityシリーズに単軸ロボット「ABAS」「AGXS」を追加 ~使い勝手や操作性を向上しつつ信頼性と価格のバランスを追求~

 ヤマハ発動機株式会社は、「Robonityシリーズ」にロボットポジショナ「EP-01」をセットにした単軸ロボット「Basicモデル:ABAS」「Advancedモデル:AGXS」を追加し、2021年1月6日に発売します。

※ robotとinfinityを合わせた造語で、豊富なバリエーションをそろえるシリーズという意味を込めてネーミング

 本製品は、40年以上のロボット開発の中で培った高品質・長寿命といった特長はそのままに、さらなる操作性の向上やIoT対応などを図ることで、ユーザビリティを高めました。また、「ABAS/AGXS」用コントローラとして、ロボットポジショナ「EP-01」を新たに開発し、機能性を向上させつつコストダウンを図ることで、信頼性と低価格の両立を実現しました。

 2019年3月に発売したモータレス単軸アクチュエータ「LBAS/LGXS」の特性を継承し、高剛性、高精度はもちろんのこと、リード長、ストロークバリエーションなど、豊富なラインナップとし、お客様のニーズに合わせた機種選定が可能です。また、産業用Ethernet対応、Ethernetポート標準装備、サイズダウン等を実現したロボットポジショナ「EP-01」と組み合わせることで、抜群の使いやすさと面積生産性が向上します。低価格設定ながらも、従来機種に比べ大幅に機能を拡張しており、コストパフォーマンスに優れています。

 当社は、自動化生産ラインに必要なさまざまな産業用ロボットを開発製造しており、単軸ロボット、スカラロボット、垂直多関節ロボット、リニアコンベアなど幅広い製品を展開しています。このたび「Robonityシリーズ」のラインナップが拡充することで、より多様な自動化のベストソリューションを提供します。

 

 

〈Robonityシリ−ズ 単軸ロボット「ABAS」「AGXS」 ロボットポジショナ「EP-01」の主な特徴〉

モータレス単軸アクチュエータ「LBAS/LGXS」の特長を継承

 Basicモデル「ABAS」はガイドレールとフレームを一体化しています。コンパクトながら剛性が高い点が特長です。また、Advancedモデル「AGXS」は研削ボールネジを標準採用し、高精度と高耐久性を誇ります。加えて、クリーン仕様にも標準対応しており、配管継ぎ手を取り付け吸引するだけで簡単にクリーン環境での使用が可能となります。

 

バリエーション豊富

 リード長、ストロークのバリエーションが豊富なため、お客様のニーズに沿った仕様をご選択いただけます。最長1,450mmまで対応しているため長距離搬送にも使用可能です。

 

面積生産性の向上

 ロボット、コントローラ共に大幅な小型化を図りました。単軸ロボット「ABAS05」は従来モデル「T6L」比で幅寸法を約20%ダウン、ロボットポジショナ「EP-01」は従来モデル「TS-X」との容積比で約37%のサイズダウンを実現しています。さらに「EP-01」は並べて設置する際、隙間をわずか1mm空けるだけの近接設置が可能です。これにより、工場内の面積生産性の向上に大きく貢献します。

 

ハイコストパフォーマンス

 「EP-01」は従来機種から設計を大幅に見直すことでコストダウンを図り、低価格設定を可能としました。また、産業用Ethernetの標準装備、フィードバックパルス出力、直値制御の機能拡張、リアルタイム出力など大幅に機能を拡張しており、大変コストパフォーマンスが高い製品です。さらにサポートソフトウェア「EP-Manager」を付属することで、お客様の設備原価の低減に寄与します。

 

ユーザビリティ向上

 「EP-01」本体にEthernetポートを標準装備しているため、従来必要だったPC接続専用の通信ケーブルが不要となりました。そのため装置の立上げ時の煩わしさが軽減し、立ち上げ工数を削減します。

 

止まらないラインの実現に貢献

・バッテリレスアブソ対応

バッテリレスアブソ方式に対応しているためバッテリ交換が不要です。

・アブソバッテリをケーブル部に取付け

バッテリ有りの仕様の場合でも、アブソバッテリがケーブル部への取り付けになるため、コントローラを交換した際アブソデータが保持されます。

・TRIP機能

走行時間や走行距離はリセットが可能で、部品交換時の管理に役立ちます。

・カレンダー機能

時刻情報が1年以上持つため、長期休暇明けでも安心してお使いいただけます。

・リアルタイム出力機能

IoT対応としてモータの負荷率や電流値をリアルタイムに出力できるため、ロボットのコンディション確認を簡単に行えます。

 

〈Robonityシリーズ 基本仕様〉

Basicモデル「ABAS」

*1:片振りでの繰り返し位置極め精度

*2:移動距離が短い場合や動作条件によって達しない場合あり

 

Advancedモデル「AGXS」

*1:片振りでの繰り返し位置極め精度

*2:移動距離が短い場合や動作条件によって達しない場合あり

*3:クリーン環境で使用の際は吸引エアー継手を取り付けて使用のこと。クリーン度は1,000mm/sec以下で使用した時の洗浄度

*4:必要吸引量は使用条件、使用環境で異なる

 

ロボットポジショナ「EP-01」

* CC-Linkは後日リリース予定

 

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ヤマハ発動機は、パワートレイン技術、車体艇体技術、制御技術、生産技術を核とし、二輪車や電動アシスト自転車などのランドモビリティ事業、ボート、船外機等のマリン事業、サーフェスマウンターやドローンなどのロボティクス事業など多軸に事業を展開、世界30 ヶ国・地域のグループ140社で開発・生産・販売活動を行い、企業目的である「感動創造企業」の実現に取り組んでいます。今や、当社製品は180 を超える国・地域のお客さまに提供され、連結売上高の約9 割を海外で占めています。http://global.yamaha-motor.com/jp/

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