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タグ: 静岡大学

“ 加熱しない ”短時間窒化プロセスの開発 ― チタン合金の多機能化を目指して ―

 静岡大学工学部 菊池将一 准教授、東京電機大学 井尻 政孝 助教(研究当時 /現所属:東京都立大学システムデザイン学部 助教)、ヤマハ発動機株式会社 材料技術部からなる共同研究グループは、加熱することなくチタン合金表面に硬質な窒化層を短時間で形成させることに成功しました。
 軽くて強くて錆びないチタン合金は構造材料として実用されていますが、チタン合金の適用範囲拡大には摩擦摩耗特性に乏しい点を克服することが不可欠です。そのため、窒素拡散を利用した表面硬化法が広く用いられていますが、チタン合金を窒素雰囲気で長時間加熱する必要がありました。
 研究では、常温・大気環境で窒素含有微粒子を高速投射するプロセスにより、チタン合金表面に硬い窒化層が形成されることを明らかにしました。処理時間はわずか30秒ほどで、従来手法と比較して処理時間が大幅に短縮されました。さらに、従来手法の

左:ヤマハ発動機 取締役上席執行役員 島本誠、右:静岡大学 理事・副学長 木村雅和

ヤマハ発動機・静岡大学との産学連携強化について

 ヤマハ発動機株式会社と国立大学法人静岡大学(以下、静岡大学)は、このたび産学連携強化に向けて、従来の連携のあり方を見直すとともに、新たに共同研究講座設置契約を締結し、両者間での実質的な取り組みを開始しました。
 ヤマハ発動機と静岡大学は、2008年からイノベーションの創出・人材育成を目的に、包括連携協定を締結し、共同研究の推進、静岡大学技術展の実施や大学研究室への訪問などを通したシーズ探索活動等の産学間連携を行ってきました。
 今回の共同研究講座の設置は、2022年に100周年を迎える静岡大学浜松キャンパスの「静岡大学浜松キャンパス100周年記念事業」をきっかけとして、これまでの技術相談や個別の共同研究から、より先進領域における企業ニーズに対して、静岡大学のもつ総合的な知見活用による早期課題解決、イノベーション創出を目指しています。
 さらには、「先進技

ヤマハ発動機グループは、「世界の人々に新たな感動と豊かな生活を提供する」ことを目的に、人々の夢を知恵と情熱で実現し、つねに「次の感動」を期待される企業、”感動創造企業“をめざします。

ヤマハ発動機は、パワートレイン技術、車体艇体技術、制御技術、生産技術を核とし、二輪車や電動アシスト自転車などのランドモビリティ事業、ボート、船外機等のマリン事業、サーフェスマウンターやドローンなどのロボティクス事業など多軸に事業を展開、世界30 ヶ国・地域のグループ140社で開発・生産・販売活動を行い、企業目的である「感動創造企業」の実現に取り組んでいます。今や、当社製品は180 を超える国・地域のお客さまに提供され、連結売上高の約9 割を海外で占めています。http://global.yamaha-motor.com/jp/

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