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MotoGP世界選手権 Monster Energy Yamaha MotoGPが連覇に向けて始動

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MotoGP世界選手権 Monster Energy Yamaha MotoGPが連覇に向けて始動

 2022年2月4日、「Monster Energy Yamaha MotoGP」は、オンラインによるチーム・プレゼンテーションを行い、ロードレース世界選手権MotoGPでの連覇を目指し2022シーズンを正式にスタートしました。

 プレゼンテーションでは、新たにヤマハ発動機株式会社のMS開発部部長に就任した鷲見崇宏、「Monster Energy Yamaha MotoGP」のチーム代表でヤマハ・モーター・レーシング・マネージングダイレクターのリン・ジャービス、「Monster Energy Yamaha MotoGP」のチーム・ディレクターであるマッシモ・メレガリ、ライダーのファビオ・クアルタラロ選手とフランコ・モルビデリ選手、そしてMonster Energyのスポーツ・マーケティング担当シニア・バイスプレジデントのミッチ・コビントン氏が、昨年までの成功と2022年の可能性について思いを語りました。

 「Monster Energy Yamaha MotoGP」のマシンカラーに変更はなく、「YZR-M1」、ピットボックス、レザースーツには「モンスターエナジー・ブラック」から「ヤマハファクトリーレーシング・ブルー」へのグラデーションを採用しています。ヤマハの美学と一目でわかるMonster Energyのクロー(爪型)のデザインが完璧な融合を見せ、チームロゴおよびチームウエアにも表現しています。

 タイトルスポンサーとなるMonster Energy社とは、互いのレースに対する情熱を共有し、長期にわたりグローバルな協力関係を築いてきました。2018年夏に複数年契約を締結し、その後、様々なカテゴリーで複数のヤマハ・チーム(Yamaha Factory Racing MotoGP Teamとの契約は2013年から)や、クアルタラロ選手、モルビデリ選手をはじめとする多くのライダーをサポートしています。

 さらに2022年も、Thai Yamaha Motor Co., Ltd.、Yamaha Motor Philippinesのスローガンを「YZR-M1」にペイントし、チームウエアやレザースーツにはPT Yamaha Indonesia Motor Manufacturingのスローガンを入れてともに戦います。
 VR46 Racing Apparelとの提携も継続し、同社ロゴが描かれたオフィシャル・チームウエアを着用します。このオフィシャル・チームウエアは全世界の販売店およびサーキット内の売店で販売されます。
 また、チームスタッフやライダーはBLS製の新型マスクを着用します。チームは新型コロナウイルス感染症の世界的パンデミックが続く中で行われるシーズンにおいて、ライダーおよびスタッフの安全と健康を守るための対策強化に取り組んでおり、BLSを新たにオフィシャル・パートナーとして迎えることとなりました。
 「Monster Energy Yamaha MotoGP」は、ヤマハのbLU cRUプログラムのサポートも継続。クアルタラロ選手とモルビデリ選手がプログラムのアンバサダーを務め、次のスターになる夢を追いかける若い世代のライダーの手本となって後押しします。

 今シーズンは現在、21戦が予定されており、ヤマハ・ファクトリーレーシングMotoGPテストチームのカル・クラッチロー選手は、クアルタラロ選手、モルビデリ選手とともにオフィシャル・セパン・テストに参加し、2022シーズンのスタートに向けて一丸となって取り組んでいきます。

 

 

鷲見崇宏談

ヤマハ発動機株式会社 MS開発部部長

「まず初めに、世界中のヤマハMotoGPファンの皆さまのサポートに心から感謝いたします。ありがとうございました。MS開発部は2021年、ライダーやチームと緊密に連携しながらMotoGPのチャンピオン獲得に挑戦してきました。その結果、2015年以来となる最高峰クラスでのチャンピオン獲得という素晴らしい成果を得ることができました。この勝利は、サポーターの皆さまに捧げます。
私たちはチャレンジャーの気持ちで新しいシーズンに臨もうとしています。そしてファンの皆さまにもう一度、私たちを誇りに思ってもらえる存在になりたいと思っています。ファクトリーチームはクアルタラロ選手とモルビデリ選手を擁し、WithU Yamaha RNF MotoGP Teamは経験豊富なドビツィオーゾ選手と、新たにビンダー選手を迎えました。今年もファンの皆さまに、たくさんのエキサイティングなレースをお見せできると確信しています。ぜひ、ご期待ください」

リン・ジャービス談

Yamaha Motor Racingマネージングダイレクター、Monster Energy Yamaha MotoGPチーム代表

「私たちはMonster Energy社の継続的なサポートとチームへの信頼に心から感謝しており、昨年のチャンピオン獲得は、その最良の恩返しになったと思っています。今年はMonster Energyをスポンサーに迎えて10年目、タイトルスポンサーとしては4年目のシーズンに入ります。彼らはモータースポーツの発展に貢献し、ヤマハと強力でグローバルな協力関係を築いてきました。Monster Energyとともに勝ち取った2021年のチャンピオンは、これまでのパートナーシップにおける大きな成果となりました。このことは他のスポンサー、パートナー、サプライヤーについても同様です。彼らのMotoGPに対する献身と愛情があるからこそ、私たちは世界的パンデミックのなかで3シーズン目となるMotoGPで戦い続けることができるのです。
今年の目標は、もう一度ライダータイトルを獲得することです。またふたりのライダーがシーズンを通じて力を維持できるように努め、他ファクトリーとの厳しい戦いは承知の上でコンストラクタータイトルとチームタイトルを目指します。クアルタラロ選手とモルビデリ選手のYZR-M1は、日本およびヨーロッパのトップクラスのチームとエンジニアによって支えられています。そして私たちは、MotoGPの2022シーズンに向けたテストのスタートを心待ちにしています」

マッシモ・メレガリ談

Monster Energy Yamaha MotoGPチーム・ディレクター

「2021シーズンのクアルタラロ選手のチャンピオン獲得は、とてもうれしいことでした。しかしディフェンディング・チャンピオンであることは、プレッシャーにもなります。1度のチャンピオン獲得は、連覇を目指すことよりずっと容易だと気づいているのです。だからこそ、再びゼロからはじめ、全21レースを戦います。もう一度トップに立ちたいと思うなら、過去にとらわれ過ぎず、目の前の仕事に集中し、前進し続けなければなりません。
チームの士気は高く、雰囲気はかつてないほど良好です。昨年チームに加わった新しいクルーたちも、他のメンバーに溶け込んでいます。私はチーム・ディレクターとして、2度目のタイトル獲得をともに目指すための最高のメンバーが揃ったと思っています。また強力なライダーラインアップを実現できたことも非常に幸運でした。クアルタラロ選手もモルビデリ選手も誰もが認める才能の持ち主であり、そのライディングも私たちのマシンによく合っています。ひとりはMotoGPでの活躍を確認するために、もうひとりは怪我の完治に近づいた今、フルポテンシャルを発揮するために、戦いの準備を整えています」

 

ファビオ・クアルタラロ選手談

Monster Energy Yamaha MotoGPライダー

「長い冬休みでしたが、その間も常に忙しくしていたような気がします。たくさんのイベントに参加しましたし、当然いつも通りにトレーニングを続けていたので、いい意味で本当に忙しかったのです。今は、新しいシーズンのスタートにワクワクしており、ライディングを開始して、上達していくことを楽しみにしています。
昨年はチャンピオンを獲得し、素晴らしい経験をしました。それを私から奪うことは誰にもできませんが、ひとたび走り出せば、何の意味も持たないものになるでしょう。去年のタイトルはもう過去のことで、これからは今年の戦いに集中しなければなりません。昨年はパンデミックの影響があり、シーズン前のテストはほとんどできませんでした。今年はすでにファクトリーチームで1年間の経験があるので、仕事の仕方も理解しています。強みも改善すべき点もわかっているので、セパンとマンダリカのテストではそれが役立ってくれると思います」

 

フランコ・モルビデリ選手談

Monster Energy Yamaha MotoGPライダー

「昨年は、体力回復に努めながら、同時にメンタルの強さが求められたシーズンでした。ひざの手術から復帰するのは大変なことでしたが、昨年の努力が今シーズンのスタートを支えてくれるでしょう。すでにいくつかのデータもありますし、マシンやチームにも慣れることができました。ヤマハのマシンにはいつも良いフィーリングを持っていますが、このM1はとくにスムーズです。ひざの状態も良くなってきた今、2022年型のマシンに乗るのがとても楽しみですし、私たちがこれからどのように進歩していくかに非常に興味があります。チームのみんなとの再会もとても楽しみです。昨年はチームの雰囲気がとても良かったので、テストのなかで成果が見られることを期待しています」

 

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ヤマハ発動機は、パワートレイン技術、車体艇体技術、制御技術、生産技術を核とし、二輪車や電動アシスト自転車などのランドモビリティ事業、ボート、船外機等のマリン事業、サーフェスマウンターやドローンなどのロボティクス事業など多軸に事業を展開、世界30 ヶ国・地域のグループ140社で開発・生産・販売活動を行い、企業目的である「感動創造企業」の実現に取り組んでいます。今や、当社製品は180 を超える国・地域のお客さまに提供され、連結売上高の約9 割を海外で占めています。http://global.yamaha-motor.com/jp/

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