Skip to content
2021年ヤマハ発動機レース活動 主要チーム体制とライダープロフィール

ニュース -

2021年ヤマハ発動機レース活動 主要チーム体制とライダープロフィール

 ヤマハ発動機株式会社は、1955年7月1日の創立から10日後にレース活動をはじめ、1958年に初の国際レースとなるカタリナGPへの出場を皮切りに世界に進出しました。1961年からはロードレース世界選手権(WGP)への参戦を開始し、2021年、当社はWGP参戦60周年を迎えます。
 この間、多くの偉大なライダーたちとともにチャレンジを重ね、通算511勝(125㏄クラス47勝、250㏄クラス165勝、350㏄クラス63勝、500㏄クラス120勝、MotoGPクラス116勝)、ライダータイトル38回、コンストラクターズタイトル37回、チームタイトル7回を獲得してきました。

 2020年は、新型コロナウイルス感染症が世界で拡大、感染予防対策が行われる中で各選手権が開催されました。当社もレース活動を継続し、MotoGP世界選手権ではアンダルシアGPでの表彰台独占など、「YZR-M1」が14戦中7勝を含む12回の表彰台獲得。また、全日本ロードレース選手権JSB1000、MotoAmericaスーパーバイク、AMAスーパークロス選手権250SX West、AMAモトクロス選手権250MXでチャンピオンを獲得しました。

 2021年も世界的に厳しい社会状況が続くことが予想されますが、当社は基本方針である「ブランド価値の向上」、「市販車への技術フィードバック」、「モーターサイクルレースの健全なる普及」を目的に、レース活動を継続します。
 中でも、世界各国の拠点が実施しているレース普及の施策である「bLU cRU(ブルー・クルー)」活動と連動し、各国の有望な人材の育成、ステップアップのサポートなどを行う予定です。グローバルには、バレンティーノ・ロッシ選手が主宰する「VR46 Riders Academy」とともに、世界に通用する人材を育成するプロジェクト「Yamaha VR46 Master Camp」の開催や、CEVヨーロッパ選手権Moto2へのライダー派遣を行います。また全日本選手権では、モトクロスに続き、ロードレースに参戦するクラブチームや若手ライダーのサポートを強化するとともに、今年からスーパーバイク世界選手権に参戦する野左根航汰選手に続く人材の育成を進めます。
 これらは、国や地域におけるレース普及とそれを牽引するトップライダーの育成であると同時に、各拠点の二輪事業への貢献、ブランド価値の向上を目的としています。

 

■ ロードレース

 参戦60周年を迎えるMotoGP世界選手権(MotoGP)には、2チーム4人のライダーが、ファクトリーマシン「YZR-M1」で参戦し、ライダーチャンピオン、コンストラクター、チームの三冠獲得を目指します。
 ファクトリーチームである「Monster Energy Yamaha MotoGP」からは、昨年、優勝1回を含む3度の表彰台でランキング6位となったマーベリック・ビニャーレス選手が参戦。そして、昨年3勝を獲得しランキング8位となったファビオ・クアルタラロ選手を加え、新たな体制で臨みます。
 6勝を含め8回の表彰台を獲得したサテライトチームの「PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team」からは、自己最高のランキング2位を獲得したフランコ・モルビデリ選手と、今年、世界選手権で26シーズン目を迎えるバレンティーノ・ロッシ選手が参戦します。

 スーパーバイク世界選手権(WSBK)には、「Pata Yamaha WorldSBK Official Team」から、昨年、自己最高となるランキング4位を獲得したトプラック・ラズガットリオグル選手と、スーパースポーツ世界選手権にて8大会15レースで12勝をあげチャンピオンに輝いたアンドレア・ロカテッリ選手を新たに迎え参戦します。
 「GRT Yamaha WorldSBK Team」からは、昨年、3度のトップ3フィニッシュを果たしたギャレット・ガーロフ選手と、全日本最高峰のJSB1000で8レース中7勝を獲得し自身初のチャンピオンに輝き、今年WSBK初挑戦となる野左根航汰選手が参戦。4人のライダーは「YZF-R1」を使用し、当社にとって2009年以来となるチャンピオンを目指します。

 世界耐久選手権(EWC)は、2019-2020シーズンに2勝をあげランキング2位となった「YART Yamaha Official EWC Team」が「YZF-R1」で参戦します。ライダーは昨年と同様、カレル・ハニカ選手、マービン・フリッツ選手、ニッコロ・カネパ選手です。

 MotoAmerica AMA/FIM北米ロードレース選手権(MotoAmerica)には、「Fresh N’ Lean Attack Performance Yamaha Racing」が最高峰のスーパーバイクに参戦します。ライダーは、昨年、ランキング2位を獲得したジェイク・ガニエ選手と、新たにジョシュ・ヘリン選手が加わり「YZF-R1」で参戦。当社はスーパーバイクで2018年から3連覇を果たしており、今年は2人が4連覇を目指します。

 全日本ロードレース選手権は、最高峰のJSB1000に「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」が参戦します。ライダーは、昨年、怪我による欠場などが影響しランキング7位となった中須賀克行選手。マシンはファクトリー仕様の「YZF-R1」を使用します。今年は、当社としてクラス4連覇、中須賀選手としては自身10回目となるチャンピオン獲得を目指します。

 これらのレース活動とともに当社は、世界各国の拠点が展開する「bLU cRU」活動と連動した人材育成を行います。2016年から「VR46 Riders Academy」とともに行ってきた人材育成プロジェクト「Yamaha VR46 Master Camp」は、昨年、新型コロナウイルス感染症の拡大により見合わせましたが、今年は1年ぶりに開催する予定です。
 これまで、アジア・欧州を中心に15ヵ国、のべ41人のライダーが参加。その一部は世界選手権に参戦するなど成果が現れており、今年もスーパースポーツ世界選手権にインドネシア出身のガラン・ヘンドラ・プラタマ選手が参戦する予定です。また本プロジェクトと連動し、有望なライダーのさらなるステップアップを目指しCEVヨーロッパ選手権Moto2に挑戦する「VR46 Master Camp Junior Team」からは、タイ出身のピラポン・ブーンレット選手とケミン・クボ選手が参戦します。
 また全日本選手権は、国内レースを牽引するとともに、世界レベルのライダーであり、YZR-M1の開発を担う中須賀選手や野左根選手に続く人材の育成を目指し、ST1000やST600にエントリーするヤマハチームやそのライダーを対象としたサポートをさらに強化します。

 アジアロードレース選手権(ARRC)は、6月の開幕が予定されており、参戦体制は調整中となります。決定次第、改めてご紹介します。

 

■ モトクロス/スーパークロス

 モトクロス世界選手権は、最高峰のMXGPに、「Monster Energy Yamaha Factory MXGP」が参戦します。ライダーは、2年連続でランキング2位を獲得しているジェレミー・シーワー選手に加え、昨年MXGPでランキング8位となったグレン・コルデンホフ選手と、MX2からステップアップするベン・ワトソン選手を迎えた新体制となります。3人は「YZ450F」を使用し、2015年以来となるチャンピオンを目指します。
 MX2には「Monster Energy Yamaha Factory MX2」から、ランキング2位となったヤゴ・グリーツ選手をはじめ、新たに昨年のMX2でランキング3位となったマキシム・ルノー選手と、ヨーロッパ・モトクロス選手権のEMX250でチャンピオンを獲得したティボー・ベニスタント選手を加えた3人が「YZ250F」で参戦します。

 1月16日に開幕したAMAスーパークロスには、「Monster Energy Star Yamaha Racing 450/250 Team」が参戦しています。最高峰の450SXには、昨年、ランキング11位となったアーロン・プレシンジャー選手と、250SXウエストと250MXで2冠を達成し、今年から450SXにステップアップするディラン・フェランディス選手。さらに過去3シーズンに渡り450SXに参戦してきたマルコム・スチュワート選手の3人が「YZ450F」で参戦中です。
 250SXは、継続となるジャスティン・クーパー選手、コルト・ニコルズ選手に加え、過去2回にわたり250MXのタイトルを獲得しているジェレミー・マーティン選手、クリスチャン・クレイグ選手、ジャレット・フライ選手、ネイト・スラッシャーの6人が参戦。6人は「Y250F」を使用し、ウエスト、イーストそれぞれのチャンピオンを目指します。

 5月30日に開幕が予定されているAMAモトクロスもスーパークロスと同様、「Monster Energy Star Yamaha Racing」が参戦。450MXはプレシンジャー選手とフェランディス選手が「YZ450F」で参戦。250MXはクーパー選手、ニコルズ選手、マーティン選手、クレイグ選手、フライ選手、スラッシャー選手の6人が「YZ250F」で出場します。

 全日本モトクロス選手権は、最高峰のIA1に「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」から、昨年、ランキング2位の富田俊樹選手と3位の渡辺祐介選手が、ファクトリーマシン「YZ450FM」で出場し、2011年以来となるチャンピオンを目指します。IA2は、若手育成を担うユースチーム「YAMALUBE RACING TEAM withレーシングチーム鷹」から、昨年に続き中島漱也選手が「YZ250F」で参戦します。
 また、ヤマハ発動機販売株式会社は、オフロードレースに参戦するライダーが対象のサポートプログラムとして「bLU cRU」活動を展開しており、当社はこの活動をサポートしてきました。今年も、全日本選手権にステップアップするライダーを受け入れるクラブチームや、そこで優秀な成績を収めたライダーを支援するほか、ユースチーム「YAMALUBE RACING TEAM」を運営することで、より高いレベルを目指せる環境を整えています。

 

■ トライアル

 全日本トライアル選手権は、最高峰のIAスーパーに3チームから3人のライダーが参戦します。「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」からは、昨年のランキング3位である黒山健一選手が「TYS250Fi」で参戦。また、「TEAM FwO with YAMALUBE」からは昨年、チャンピオンにあと一歩まで迫った野崎史高選手、「VICTORY」からはランキング7位となった久岡孝二選手が「TYS250Fi」で参戦します。

 

2021年主要ヤマハチーム ※2021年2月19日現在

■ロードレース

 

 

■モトクロス/スーパークロス

 

 

■トライアル

 

トピック

タグ

プレス連絡先

MS戦略部 企画・管理グループ

レース関連 0538-37-4025

ヤマハ発動機グループは、「世界の人々に新たな感動と豊かな生活を提供する」ことを目的に、人々の夢を知恵と情熱で実現し、つねに「次の感動」を期待される企業、”感動創造企業“をめざします。

ヤマハ発動機は、パワートレイン技術、車体艇体技術、制御技術、生産技術を核とし、二輪車や電動アシスト自転車などのランドモビリティ事業、ボート、船外機等のマリン事業、サーフェスマウンターやドローンなどのロボティクス事業など多軸に事業を展開、世界30 ヶ国・地域のグループ140社で開発・生産・販売活動を行い、企業目的である「感動創造企業」の実現に取り組んでいます。今や、当社製品は180 を超える国・地域のお客さまに提供され、連結売上高の約9 割を海外で占めています。http://global.yamaha-motor.com/jp/

*こちらは、報道関係者の方にヤマハ発動機の広報資料をご覧いただくための専用サイトです。
本サイトの資料と素材を報道目的以外に使用する事はご遠慮願います。