Skip to content
ヤマハVR46マスターキャンプ 2019年以来となる第9回を8月18〜22日に開催、欧州から5人が参加

ニュース -

ヤマハVR46マスターキャンプ 2019年以来となる第9回を8月18〜22日に開催、欧州から5人が参加

 ヤマハ発動機株式会社は、MotoGP のライダーであるバレンティーノ・ロッシ選手が主宰するVR46 Riders Academyとともに、2019年9月以来、9回目となる若手ライダーの育成プログラム「ヤマハVR46 マスターキャンプ」を開催します。参加者は欧州を拠点に活動し、ヤマハの「bLU cRU」プログラムに参加するライダー5人で、8月18〜22日の期間、ロッシ選手のVR46 モーター・ランチを中心にハイレベルで本格的なレーストレーニングでさらなるレベルアップを図ります。

 今回、参加する5人は、Yamaha Motor Europe N.V.のスーパースポーツ300世界選手権のチームメンバーであるウナイ・オラドレ 選手(17歳/スペイン)とバーテニ・ソフォーグル選手 (17歳/トルコ)、Yamaha R3 bLU cRU European Cupに出場しているフンベルト・マリエル選手 (15歳/ブラジル)、 フェントン・ハリソン・シーブライト選手 (19歳/イギリス)、イケル・ガルシア・アベイラ 選手(17歳/スペイン)です。すでに高い技術を持ち、上昇意識が強く、マスターキャンプの者としての条件を備えています。
 今回のマスターキャンプでは、レースとフィットネスのプロフェッショナルたちが、ライディング・スキルとプロ意識向上に照準を合わせたトレーニングを計画しています。
 主なプログラムとしては、English Flat Trackで3冠、American and European Flat Trackで2冠のマルコ・ベリによる、VR46 モーター・ランチでのフラットダートトレーニン。YZ125でソフトクロストレーニング。ポンポーササーキットなどYZ125、YZ85を使った走行。Yamaha Marine EuropeとYamaha Marine Italyの協力により、マリンジェットを使用してスロットル・コントロールの練習なども予定しています。これらすべてのセッションには、VR46 Riders Academyのライダーたちがパーソナル・コーチとして参加します。
 また新たな取り組みとしてMSI Gaming Italyの協力により、Monster Energy Yamaha MotoGP (aka Trastevere73)のeSportsチャンピオン、ロレンソ・ダレッティがゲスト講師となり、MotoGPサーキットに適応するための様々なスキルをレクチャーします。

 当社は世界へ羽ばたくライダーの発掘・育成を目的に、2015年よりステップアップのための環境整備を進めてきました。「ヤマハVR46 マスターキャンプ」はその一環として2016年にスタート。これまでに8回のトレーニングを実施し、日本、インドネシア、タイ、マレーシア、フィリピン、オランダ、フランス、フィンランド、ウクライナ、イタリア、スペイン、アメリカ、カナダ、ブラジル、オーストラリアの計15ヵ国から、YZF-R25やR3でレースに参戦している10代の若者を中心に、女性1名を含む37名が参加しました。
 過去の参加者には、参戦中のレースでの成績向上、カテゴリーのステップアップなどの成果が見られ、スーパースポーツ300世界選手権、CEVヨーロッパ選手権Moto2、アジアロードレース選手権などで活躍するライダーも少なくなく今後さらなる飛躍が期待されています。

 

「ヤマハVR46 マスターキャンプ」特設サイト

https://race.yamaha-motor.co.jp/sp/vr46ra/jp/

 

ウイリアム・ファベロ談(ヤマハ・モーター・レーシング・マーケティング・コミュケーション・マネジャー)

「世界的なパンデミックの影響で1年間にわたる休止を余儀なくされていたヤマハ VR46 マスターキャンプがようやく再開することになり、非常にうれしく思います。長い間、待たされましたが、それゆえに一層、楽しみになった第9回マスターキャンプがついに幕を開けます。
ヤマハ発動機株式会社とヤマハ・モーター・レーシングを代表し、バレンティーノ・ロッシ選手とVR46のサポートと努力に感謝します。長年にわたる特別なパートナーシップは、たくさんの成果をもたらしてくれました。若く才能溢れるライダーたちが、すでにこのプログラムの恩恵を受けており、マスターキャンプは世界中のヤマハから大きな期待と注目を受けています。1回のキャンプにつき5~6人の参加枠に対して多くの希望があり、ますます人気は高まっています。ヤマハの各拠点は才能あるライダーに、MotoGPスターらとともにインターナショナルな経験を積ませたいと考えているのです。
この特別なプログラムに参加するライダーたちのために私たちは、新型コロナウイルス感染症への感染対策を規定通りに講じながら、スーパースポーツ300世界選手権やYamaha R3 bLU cRU European Cupで必要とされるあらゆる経験とスキルを提供していきます。最後にこの場をお借りして、このプログラムに協力してくれるすべてのスポンサー、パートナーに感謝します」

 

アレッシオ・サルッチ談(VR46 Riders Academyディレクター)

「1年ぶりにヤマハ VR46 マスターキャンプを開催できることになり非常にうれしく思います。ここまで長い時間がかかりましたが、ついに、この楽しく意義深いプログラムの準備を整えることができました。私たちは常に効果が高く、若いライダーのニーズに合った、より良いプログラムを追求しています。今回参加するライダーもまた才能に溢れチャレンジに貪欲ですから、それを考慮してトレーニングプランを組みました。
参加者たちにはプロフェッショナルなライダーとしての取り組み方とハードワークを期待しますが、同時に彼らがこのトレーニングをエンジョイしてくれることがとても重要だと考えています。楽しみながら今後のキャリアに役立つスキルを伸ばし、情熱、プロフェッショナリズム、レースやトレーニングでのワクワク感などが組み合わされることによって、素晴らしいライダーへと成長するのです。
世界的なパンデミックの影響で制限があるなか、このプロジェクトを支えてくれるヤマハ、スポンサー、パートナーに感謝します。参加者がトレーニングをスタートする日、私たちにとっては素晴らしい瞬間になるでしょう」

 

第9回「ヤマハVR46マスターキャンプ」参加ライダー

ウナイ・オラドレ Unai Orradre
国籍:スペイン/17歳(2004年生まれ)

2019 ESBK Superbike Juniorのチャンピオン。同年FIM Supersport 300 World Championshipにワイルドカードで初参戦。翌2020年にはYamaha MS Racing WorldSSP300 Supported Teamからフル参戦を開始しました。この年、ヘレスサーキットでの開幕戦で優勝を果たし16歳で同選手権の最年少ウイナーとなり、さらにポルティマオで2位、アラゴンで3位と表彰台を獲得してランキング7位となりました。この活躍により、2021年もbLU cRUプログラムの一員としてFIM Supersport 300 World Championshipに出場。チャンピオン獲得を目指しています。

バーテニ・ソフォーグル Bahattin Sofuoglu
国籍:トルコ/17歳(2003年生まれ)

スーパースポーツ世界選手権5冠のケナン・ソフォーグル選手のいとこ。2018年にFIM Supersport 300 World Championshipにワイルドカードで参戦し、翌年には8レースに出場しました。2020年にヤマハのbLU cRUプログラムに加わり、Biblion Motoxracing Yamaha WorldSSP300 Supported Teamから参戦。シーズン初戦のレース2で優勝を果たすと、アラゴンではポール・トゥ・フィニッシュを決め、レース2でも3位獲得と活躍。マニクールでも3位を獲得し、シーズンをヤマハ勢トップのランキング3位で終えました。2021年もbLU cRUライダーとして参戦しており、チャンピオンを目指しています。

フンベルト・マリエル Humberto Maier
国籍:ブラジル/15歳(2005年生まれ)

初開催のYamaha R3 bLU cRU European Cupに出場中のブラジル人ライダーで、15歳にして早くも優勝を果たしています。父親の影響で7歳からレースを始め、2019年にYamalube R3 Cup Brazil StockとGP3 de Las Americasで優勝。2020年にはYAMALUBE R3 bLU cRU Cup Brazilのチャンピオンに輝きました。2021年はアッセンで優勝してYamaha R3 bLU cRU European Cupのランキング7位に浮上。来季はFIM Supersport 300 World Championshipへの参戦が目標です。

フェントン・ハリソン・シーブライト Fenton Harrison Seabright
国籍:イギリス/19歳(2002年生まれ)

今年、Yamaha R3 bLU cRU European Cupのドニントンパークで優勝を果たしたチャンピオン候補の一人。FIM CEV Championshipを含む出場全シリーズで表彰台に立ってきました。カートでレースを始めたあと、より激しい戦いを求めて12歳でモーターサイクルレースに転向。バレンティーノ・ロッシ選手やケイシー・ストーナー選手に憧れを抱きながら成長し、将来は世界チャンピオンになることを夢見ています。Yamaha R3 bLU cRU European Cupでは優勝1回、表彰台3回、ポールポジション1回などの活躍でランキング2位につけています。

イケル・ガルシア・アベイラ Iker Garcia Abella
国籍:スペイン/17歳(2004年生まれ)

今シーズン、Yamaha R3 bLU cRU European Cupで#2をつけたYZF-R3を走らせ、ランキングトップに立っているライダー。6歳で初めて父親からバイクを与えられ、2018年にはSpanish Moto4 Championshipのチャンピオンを獲得し、FIM CEV RepsolとEuropean Talent Cupでも優勝。またFIM Supersport 300 World Championshipに2戦出場しました。2021年はYamaha R3 bLU cRU European Cupで6レースを終えて、2回の優勝を含む5回の表彰台を獲得。第4戦を前に39ポイントのリードを築いており、チャンピオンを獲得して来季はFIM Supersport 300 World Championship参戦を目指しています。

 

トピック

タグ

プレス連絡先

MS戦略部 企画・管理グループ

レース関連 0538-37-4025

ヤマハ発動機グループは、「世界の人々に新たな感動と豊かな生活を提供する」ことを目的に、人々の夢を知恵と情熱で実現し、つねに「次の感動」を期待される企業、”感動創造企業“をめざします。

ヤマハ発動機は、パワートレイン技術、車体艇体技術、制御技術、生産技術を核とし、二輪車や電動アシスト自転車などのランドモビリティ事業、ボート、船外機等のマリン事業、サーフェスマウンターやドローンなどのロボティクス事業など多軸に事業を展開、世界30 ヶ国・地域のグループ140社で開発・生産・販売活動を行い、企業目的である「感動創造企業」の実現に取り組んでいます。今や、当社製品は180 を超える国・地域のお客さまに提供され、連結売上高の約9 割を海外で占めています。http://global.yamaha-motor.com/jp/

*こちらは、報道関係者の方にヤマハ発動機の広報資料をご覧いただくための専用サイトです。
本サイトの資料と素材を報道目的以外に使用する事はご遠慮願います。