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苦手だったヘディングで日本王者になった平野さん
苦手だったヘディングで日本王者になった平野さん

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【ニュースレター】二輪車組立工場で働く「ヘディス」のキング

初体験から世界の舞台までわずか半年

 「7歳から30歳までサッカーをしてましたが、高校選手権の静岡県予選で決めた後頭部での得点が生涯唯一のヘディングゴール。身長は158センチ。もちろん(ヘディングは)得意じゃなかったです」
 そう言って豪快に笑うのは、全日本ヘディス選手権で3連覇中の平野伸幸さん。二輪車新製品の生産準備を担う当社の社員(製造統括部組立工場 生産課)です。
 ヘディス(HEADIS)とは、卓球台を挟み、直径15.9センチのボールをヘディングのみで打ち合うドイツ発祥のスポーツ。日本では2017年から各種大会が開かれるようになり、国内競技人口はおよそ700人と言われています。現役時代、ヘディングの達人と言われた元サッカー日本代表の秋田豊さんも全国大会に出場し、話題を集めました。
 「競技を見たことさえないまま出場した大会(第1回全日本選手権東海地区予選/2017年)の初戦で圧勝して、『もしかして俺、センスある?』と勘違いしたのがすべての始まり」。約70名が出場したこの地区予選で優勝を飾ると、わずか1か月後の全国大会も制覇。初代日本チャンピオンとなり、さらに4か月後にはドイツで開かれた「第100回ヘディス公式トーナメント」に日本代表として出場(決勝トーナメント進出、1回戦敗退)。競技を認知してわずか半年足らずで国際舞台に立ち、「まったく想像できないマンガみたいな話」だったと振り返ります。

2017年から全日本選手権を3連覇中

 

国内初のヘディスクラブチームも創設

 得意のプレーは変幻自在の7種のサーブと、台の上に両足を乗せて打つ強烈なボレー。後者の技はタレントの今田耕司さんが「フジヤマ」と命名し、平野さんの代名詞ともなっています。
 「サーブを武器にできたのは、一人でできる練習がサーブしかなかったから。試行錯誤しているうちに種類が増えていきました」
 ヘディスの国内第一人者となった平野さんは、一昨年、日本で初めてのヘディスのクラブチーム「NOLD HEADIS CLUB」を創設。現在は浜松市や袋井市を拠点に、週に2回、14人のメンバーとともに練習を重ねています。また、今年は新たな普及の取り組みとして、小学生向けのヘディス教室の開催も計画しています。
 「ヘディスの魅力は、小さなお子さんからお年寄りまで全身を使って楽しめるところ。練習場にはいつも笑い声が響いています」
 高校卒業時に、複数のJリーグクラブのセレクションを受けて「すべて落ちた」と平野さん。現在40歳。苦手のヘディングが世界と戦う武器になるとは「これもマンガみたいな話」と笑うのでした。

「生産現場は会社の信頼を守るゴールキーパー」と平野さん

 

平野さんに指導してもらい私もヘディスの楽しさを体験しました。初めて触れたその日からすぐに楽しめる上に、全身を使うためいつの間にか汗で体はびっしょり。まさに「小さなお子さんからお年寄りまで楽しめるスポーツ」であることを実感しました。昨年は2回目の国際大会に出場し、「世界との距離は縮まった」と平野さん。得意の「フジヤマ」で全日本4連覇、そして世界を目指します。

(広報グループ: 石田 大樹)

 

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