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日立が鉄道運行会社のAbellio社から標準型近郊車両「AT-200」の優先交渉権を獲得

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日立が鉄道運行会社のAbellio社から標準型近郊車両「AT-200」の優先交渉権を獲得

株式会社日立製作所(執行役社長兼COO:東原 敏昭/以下、日立)の英国における鉄道システム事業会社である日立レールヨーロッパ社(取締役会長兼CEO:Alistair Dormer)は、鉄道運行会社のAbellio社(本社:オランダ)から、標準型近郊車両「AT-200」234両(70編成)の納入ならびに長期保守契約の優先交渉権を獲得しました。「AT-200」における優先交渉権の獲得は今回が初となります。

英国鉄道市場で多くの実績がある鉄道運行会社のAbellio社は、スコットランド運輸省より、スコットランドにおける鉄道運行のフランチャイズ権を獲得しました。Abellio社が運行する路線には、エディンバラ~グラスゴー改修計画(EGIP)の対象路線などが含まれています。

このたび、日立は、Abellio社に対し3両編成電車46編成、4両編成電車24編成(合計234両、70編成)の「AT200」車両の納入ならびに長期保守を供給するための優先交渉権を獲得しました。これらの車両は、新規に電化されたエジンバラ~グラスゴー線などを走行する予定で、さらには現在、電化工事中であるAbellio社がフランチャイズ権を獲得したスコットランド内の他の路線についても、走行することが可能な仕様になっています。

日立の「AT200」は、テーブルやトイレ、LED照明および空調を標準装備とし、乗客が快適に通勤を行える車内環境をめざして設計されています。すべての座席にも電源コンセント、Wi-Fiを備えることで通信環境も整備しました。さらに、通勤用の荷物スペースに加えて、片支えシートの下には荷物を置くスペースを設置し、また、車両最後部や貫通路にも十分のスペースを確保しています。

スコットランド運輸省はエネルギー効率、軽量化および線路等のインフラへの負担を最小にすることを要求しています。今回、日立が提案する車両は最高速度が時速160km/h、長さが23m、耐用年数が35年の車両で、アルミニウム構体技術をベースとして設計の最適化を進めることで、部品点数の削減や更なる軽量化を実現した車両です。

なお、本車両の製造は現在、英国ダーラム州ニュートン・エイクリフで建設中の工場で行う予定であり、運行開始が予定されている2017年より納入する予定です。

以上

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