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CO2排出量82%削減に貢献、2025年4月から7年間の契約を獲得
CO2排出量82%削減に貢献、2025年4月から7年間の契約を獲得

Press release -

日立レール、英国スコットランド向け鉄道車両のメンテナンス契約を更新

 株式会社日立製作所(以下、日立)の鉄道システム事業を担う日立レールは、このたび、英国スコットランドの鉄道事業者であるScotRail(以下、スコットレール)と、通勤車両クラス385のメンテナンス契約を7年間延長しました。

 今回の延長契約には、クラス385のすべての点検・整備が含まれており、サービス体制を改善し、列車の最高のパフォーマンスをより長く維持します。これにより、より多くの電車を運行できるようになり、多くの乗客に静かで快適で環境に優しい列車の旅を提供することが可能となります。

 また、新しい契約により、インフラ、人財への継続的な投資が保証されます。さらに日立のデジタルアセットマネジメントプラットフォームであるHMAX(エイチマックス)を含め、デジタルソリューションへの投資を検討していきます。

 日立は高品質なメンテナンスサービスを提供することで、スコットレールと強固な協力関係を築いてきました。このパートナーシップにより、スコットレールのエクスプレス車両は一貫して英国で最も信頼性とパフォーマンスの高い車両の一つとなり、需要の成長を支えてきました。

 スコットレールは50編成以上のエクスプレス車両を保有し、現在、英国の業界平均の4.5倍の信頼性を誇る、最も優れた車両となっています。2024年度のスコットレールのエディンバラ-グラスゴー間のクラス385の乗客数は750万人で、2023年度比では5%、2019年のクラス385の導入当初と比較しても2%増加しました。

 日立は近年、スコットランドの鉄道に対して多額の投資を行ってきました。例えば、エディンバラのクレイジェンティニーにある英国最古の車両基地を3,000万ポンド(約58億円) *1かけて改修し、デジタル化された最新車両をメンテナンスするための従業員のスキルアップを行いました。

 クラス385は、すでにスコットランド鉄道のCO2排出量削減に重要な役割を果たしています。スコットレールは、エディンバラ-グラスゴー間の列車をクラス385に置き換えたことにより、ディーゼル列車と比較して一年あたり82%、約2,500トンのCO2排出量を削減したと推定しています。

 新しい契約により、日立はスコットレール、トランスポートスコットランド、ネットワークレール、日立レールが協力する「チームスコットランド」の一員であり続けることになります。スコットランド政府とネットワークレールは、列車とインフラへ13億ポンド(約2,500億円) *1を投資しており、この一部が英国ダーラム州にある日立レールの鉄道車両工場での通勤車両製造に活用されています。

*1 1ポンド=193.52円で換算

スコットレール Engineering Director, Magnus Conn(マグナス・コン)氏のコメント

「クラス385車両のメンテナンス契約延長を通じて、日立とのパートナーシップを強化できることをうれしく思います。スコットレールと日立の間には、強固な協力関係が構築されています。今後も日立は車両の安全性と効率性を維持し、スコットランド鉄道の将来のニーズを満たしてくれるでしょう。日立は一貫して革新性と信頼性を持ち、スコットレールの運用ニーズを深く理解してきました。日立の高度な技術と専門知識は、当社の列車の信頼性と効率性を維持し、乗客が期待する高水準のサービスを提供してくれます。」

日立レール Senior Director Operations, Service & Maintenance, UK & Ireland, Angus Thom(アンガス・トム)のコメント

「今回の契約は、日立レールのメンテナンス能力が認められた証です。私たちは『チームスコットランド』の一員として、スコットレールと緊密で積極的な協力関係を築き、英国で最も信頼できる鉄道の一つとなり、また私たちは英国で最高の列車の一つを納入してきました。日立レールの社員一同、この関係を維持し、継続的な改善に取り組み、今後はデジタルの力で未来に対応していけることを楽しみにしています。」

関連Webサイト

・HMAXに関するWebサイト(英語)
https://www.hitachirail.com/products-and-solutions/digital-asset-management/

・スコットレールのエクスプレス車両に関するWebサイト(英語)
https://www.scotrail.co.uk/express

日立製作所について

 日立は、データとテクノロジーでサステナブルな社会を実現する社会イノベーション事業を推進しています。お客さまのDXを支援する「デジタルシステム&サービス」、エネルギーや鉄道で脱炭素社会の実現に貢献する「グリーンエナジー&モビリティ」、幅広い産業でプロダクトをデジタルでつなぎソリューションを提供する「コネクティブインダストリーズ」という3セクターの事業体制のもと、ITやOT(制御・運用技術)、プロダクトを活用するLumadaソリューションを通じてお客さまや社会の課題を解決します。デジタル、グリーン、イノベーションを原動力に、お客さまとの協創で成長をめざします。3セクターの2023年度(2024年3月期)売上収益は8兆5,643億円、2024年3月末時点で連結子会社は573社、全世界で約27万人の従業員を擁しています。

 詳しくは、日立のウェブサイト(https://www.hitachi.co.jp/)をご覧ください。

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