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日立によるフィンメカニカ社の信号・車両部門の買収が完了

Press release -

日立によるフィンメカニカ社の信号・車両部門の買収が完了

株式会社日立製作所(執行役社長兼COO:東原 敏昭/以下、日立)とイタリア共和国のフィンメカニカ株式会社(CEO:Mauro Moretti/以下、フィンメカニカ社)は、本日、アンサルドブレダ株式会社(CEO:Maurizio Manfellotto/以下、アンサルドブレダ社)の修理・修繕事業と既受注案件の一部を除く事業および、アンサルドSTS株式会社(CEO:Stefano Siragusa/以下、アンサルドSTS社)のフィンメカニカ社が保有する全株式(アンサルドSTS社発行済株式の約40%に相当)について、日立による買収が完了したことをお知らせします。

フィンメカニカ社は、鉄道システム事業が長期的な成功を収めるために、日立をパートナーに選びました。日立との事業統合は、アンサルドSTS社とアンサルドブレダ社の事業と従業員にとっても最良な選択です。

フィンメカニカ社 CEO マウロ・モレッティ(Mauro Moretti)のコメント

フィンメカニカ社は、今回の鉄道システム事業の売却により、航空、防衛、セキュリティー事業に特化した企業となり、注力事業に経営資源を集中し、経営目標を達成するという同社の経営計画は大きく前進することとなります。アンサルドSTS社やアンサルドブレダ社は、日立の鉄道事業がグローバル化を加速させる中で重要な役割を果たすことになるでしょう。

日立製作所 交通システム事業グローバルCEO アリステア・ドーマー(Alistair Dormer)のコメント

今回の買収により、日立は、信号/運行管理システム事業やターンキー(一括請負)ソリューション事業の強化と、世界で実績のある製品群が加わることによるポートフォリオの拡大を実現することとなります。日立は、アンサルドSTS社やアンサルドブレダ社とポートフォリオを相互に補完しながら新たな市場を切り拓き、事業を拡大させていきます。

2015年2月24日に締結した契約の合意内容および、2015年3月6日に発表されたアンサルドSTS社の一株当たり0.15ユーロの配当を加味し、アンサルドSTS社の株式の買取価格は一株あたり9.50ユーロであり、今回の日立による取得価格は約761百万ユーロとなります。また、今回の買収に伴い日立は、イタリアの法律に基づきアンサルドSTS社の残りの株式について公開買付けを実施します。
アンサルドブレダ社の買収価格は、フィンメカニカ社が保有する不動産を含め約3千万ユーロとなります。

これらの取引により、2015年末時点でのフィンメカニカグループの純負債は約6億ユーロ減少し、売却益の総額は約2億5千万ユーロとなる見込みです。これらは、現時点での見込みであり、今後調整される可能性があります。なお、本件による影響額はフィンメカニカ社が公表している2015年度業績見通しに織り込まれています。

アドバイザーについて

本取引に関し、フィンメカニカは、ファイナンシャルアドバイザーとしてUBSとメディオバンカから、法務アドバイザーとしてグリマルディ法律事務所からの協力を得ています。フィンメカニカ社の独立取締役はファイナンシャルアドバイザーとしてエクィータ・シムの支援を受けています。日立グループは、ファイナンシャルアドバイザーとしてシティグループ証券およびドイツ銀行から、法務アドバイザーとしてジアンニー・オリゴーニ・グリッポ&カッペーリおよび森・濱田松本法律事務所からの支援を受けています。

以上

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