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【レポート】京都銀行主催 グローバルPRセミナー『本社から海外に対して発信力を高めていくには』
2018年7月6日(金) 京都銀行主催『グローバルPRセミナー~本社から海外に対して発信力を高めていくには~』にて、Aalto International Japanの福井麻里子、マックス・レームが講師として登壇の機会をいただきました。製造業、小売業、観光関係を中心とした企業約30名の方々にご参加いただき「グローバルPRのはじめかた基礎編、実践編」について講演を展開しました。
セミナー前半の部では、CEO 福井より、『グローバルPR基本編』として世界の企業では、どのように企業をPRしているのか、PRのトレンドや取り組みを始めていくための考え方、ステップなどに関して講演を展開しました。
以下は、セミナーでお話した内容の概要です。
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『グローバルPR基本編』Aalto International Group CEO 福井 麻里子
「グローバルPR 基本編』ー福井 麻里子
現在、莫大な量の情報が発信されている中で、いかに情報提供をしていくのかという戦略、世界のPRトレンドの現状を把握して多くことが重要。
世界のトレンド
1:オウンドメディアを通して世界に発信
2:動画など視覚に訴えるコンテンツの活用
3:分析データの活用
4:GDPRを意識した情報発信
また 地域別メディアの特性として、アメリカとドイツを例に、地域ならではの特徴や有効な情報発信の方法について紹介。
日本企業の海外向け情報発信のはじめかた
Step1 目的の確認、情報収集、情報選定
まず企業をPRする上での最終目的を明確化する必要がある。その目的のもとに何を出せばいいのかという情報を収集する。情報をいかに集められるかが非常な重要なワーク。
Step2 目的にあわせた情報提供先、発信チャネルの選定
情報提供先を見据えた上で発信チャネルを選定する必要がある。
Step3 情報提供、情報発信
情報提供後は、分析データを見ながら発信した情報に関して振り返りが重要。
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セミナー後半の部は、Aalto International COOマックスが担当し、『グローバルPR 実践編』として、海外展示会の機会、海外メディアやYouTube動画、情報配信プラットフォームなどを活用した方法などについて、講演を展開しました。
『グローバルPR 実践編」ーマックスレーム
観光プロモーションにおけるPR
対象となる欧米の国別を徹底的に調査し、海外のメディア・観光客の視点をベースにした活動の実施。
『グローバルPR実践編』Aalto International Group COO レーム・マックス
グローバル動画PR
世界の複数国を対象に、日本から動画を活用し、PRを実施。国ごとにどのようなアングルが魅力的かという点に重きをおき、そのポイントを中心にプロモート活動を行う。その際、国ごとの動画に対する反応のリスクも考える。
展示会を活用したPR
海外での展示会を一度きりのイベントにとしてしまわず、コンテンツ化して最大活用する。
本社におけるグローバルPR体制を構築
本社にグローバルPRの体制ができていないという会社にゼロから構築する際に具体的に活動などを紹介。新しい取り組みには、ある程度の摩擦が発生するが、トップが最後までグローバルブランディングをやり通す意思と構築の期間が必要。
グローバルPRにニュースルームを活用
グローバル広報の大きなトレンドとしては、特にアメリカやヨーロッパの企業が常に記者を対象したページ、いわゆるニュースルームを持っているということがあげられる。ニュースルームとは、簡単に言うとメディアが求める情報すべてを網羅した、企業のWebページのこと。視覚的に訴求できるページになっているか。記者が欲しい情報が入っているかなどを網羅したニュースルームづくり。
《ニュースルームを活用している日本企業》
・東武鉄道
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ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。
今後も日本の企業の皆様のお役に立てるよう、グローバルPRの知見を共有していきます。また、グローバルPRに関する相談をご希望の方は、お問合せ先までご連絡ください。