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2つのヤマハレンタルシステム Yamaha Motor Newsletter (May 6, 2019 No. 71)

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2つのヤマハレンタルシステム Yamaha Motor Newsletter (May 6, 2019 No. 71)

前回、より多くの人に気軽なボートライフを提供する日本の会員制レンタルボートクラブ「Sea-Style」をご紹介しましたが、モーターサイクルでも同様に、新しいレンタルサービスを開始しました。運転免許は持っているけれど、まだ自分の車両がない、あるいは手放してしまった人たちの要望に応える充実した車両ラインナップと、気軽にレンタルできる便利で安心感の高いサービスが特長です。そこで今回は、この2つを組み合わせ、ヤマハならではのツーリング&ボートレジャーを体験してみました。

 

需要創造:不安を解消し、乗車機会を増やす

 ヤマハ発動機は、モーターサイクルやボート、船外機、ROV(レクリエーショナル・オフハイウェイ・ビークル)やスノーモビルなどさまざまな製品を通じて、世界中のお客さまに新たな感動と豊かな生活を提供する「感動創造企業」をめざしています。そのため、独創的で高品質なヤマハらしいモノづくりに取り組む一方、それぞれの製品の魅力を体験・体感できるイベントや遊びの場、安全で楽しい利用をサポートするプログラムの提供にも力を注ぎ、いっそうの需要拡大と継続的なファン化に努めてきました。
 例えば昨今、少子高齢化が進む日本では、1980年代から90年代半ばにかけてバイクブームを支えた若者たちが中高年世代となって再びバイクに戻り、大きな需要を生み出しています。
 その一方、長いブランクを経てライディング感覚やスキルを取り戻せるかどうか、不安でリターンを躊躇する人が多いことも事実。また若い世代でも、せっかく二輪免許を取得しながら「怖くて公道に出られない」という初心者が増えており、ヤマハはこうした中高年や女性、初心者ライダーの悩みを解消するライディングスクール「YRA 大人のバイクレッスン」を開催。基本中の基本にこだわったカリキュラムとやさしく丁寧な指導、ミニツーリング体験など気軽で楽しい実践的な内容が好評を集め、年々その規模を拡大しています。

日本で開催している大人向けのバイク・ライディングレッスンの特徴は、クローズドコースでの基本レッスン(左)に加え、公道での実践的な内容(右)にある

 しかし、参加者の多くは自分のバイクを持っていないため、せっかく自信をつけてもスクールに参加するだけで、なかなか乗車機会が増えていきません。また、東京や大阪をはじめとする都市部のマンションやアパートではバイクの駐輪スペースを確保することが難しく、簡単に購入者が増えるわけでもありません。
 そこで2018年秋、こうした課題をクリアしながら、より多くの人にヤマハモーターサイクルを継続的に利用していただきたいとスタートさせたのが、「ヤマハ バイクレンタル」です。コンセプトは、より多くの人に、バイクツーリングの歓びを提供すること。もともと、バイクのレンタルサービスは二輪販売店や専門業者が運営するものも含めて古くからありましたが、最近、社会的にもシェアリングやレンタルサービスへの関心が高まってきたことから、より気軽で便利、安心感の高いサービスをめざしました。
 その特長のひとつが、20歳以上の二輪免許取得者なら誰でも無料で会員登録でき、手続きも予約完了までインターネットで簡単に行える手軽さ。二輪メーカーのヤマハが運営母体であるという安心感も手伝って、ツーリングに最適な春を迎える3月の1ヵ月間で1,900名の新規登録がありました。
 レンタル運営拠点は、東北から九州までのヤマハ二輪専門店「YSP」39店舗(2019年4月現在)で、車種や台数は店舗によって異なりますが、ニューモデルを含めて50ccからリッターオーバーモデルまで豊富にそろっています。
 レンタル車両は、優れたサービス技術を持つYSPでベストコンディションに整備され、万一のアクシデントやトラブルに備えた任意保険や車両補償、ロードサービスが標準セットされているので安心。またヘルメットやジャケット、グローブ、レインウェアまでレンタルできるので、利用者はバイクに乗る用意をしていない旅行先でも、快適にツーリングを楽しむことができるのです。

 

レンタル:“楽しさ・歓び”を商品にする

 アンケート調査によると、「ヤマハ バイクレンタル」利用者の約半数はバイクを所有していない人たちで、用途の多くは週末の「ツーリング」。また、レンタルを利用する理由として「買うより得だから」という意見がある一方、「購入前の試乗」と回答している人も少なくありません。
 つまりバイクレンタルは、二輪免許所有者にとってバイク購入というハードルを越えなくてもツーリングが楽しめる手軽な選択肢であり、ヤマハにとっては楽しさや歓びを先渡しすることでバイクライフの継続をはかりながら、二次的に車両販売も期待できる両面ビジネスなのです。

国内のレンタルバイク利用者の方が購入者の平均年齢よりも若く、またさまざまな理由から、二輪免許保有者の実に7割がバイクを保有していないというヤマハの調査結果も

 こうしたレンタルビジネスで先例となっているのが、マリンの会員制レンタルボートクラブ「Sea-Style」。バイクやクルマ以上に高価なボートは、維持・管理費も含めて経済的な負担が大きく、一般の会社員などではなかなか手が出せません。しかし、リーズナブルな価格で、さまざまなタイプのボートを気分や目的に合わせて借りることができればマリンレジャーがもっと身近になり、より多くの人に楽しんでいただけると考え、スタートしたサービスです。
 利用できるマリーナは日本全国約140カ所。ビギナーやボート経験の少ない人でも安心してマリンレジャーを楽しむことができるよう、遊び方や操船に関するレクチャーが受けられるさまざまなサポートプラン(有料)も用意され、入会している間にボートを購入した場合は入会金と会費をキャッシュバックする特典もあります。日本ではボートも操縦免許が必要なので、その所有者が入会条件ですが、会員数は約2万3,000人(2018年末現在)まで広がっています。
 またキャプテン付きチャータープラン限定の「Sea-Style Light」なら、免許がなくても入会可能。低額な入会金、月会費無料というエントリーしやすい設定が魅力で、ステップアップを促す免許スクールの割引特典などもあります。

 

ヤマハならでは:海も山もプレイフィールド

山からも海からも、日本一の富士山を臨みながら、優雅なひと時を満喫。バイクと船のレンタルサービスを行っているヤマハならではの楽しみ方。

 それでは、バイクとボート、2つのレンタルサービスを使ってどんな楽しみ方ができるのか。実際に体験してみることにしました。
 春らしく桜が満開のある日、東京郊外のヤマハ二輪専門店に集合し、レンタル車両を受け取りました。契約内容の確認からトラブルやアクシデントの対処、車両取扱いの説明まで、手続きはそつなくスムーズで丁寧。先ほどのアンケートでも利用者の満足度は非常に高く、約9割の人が「また利用したい」と答えています。
 さて、東京を出発し向かった先は神奈川県・箱根。その昔(明治時代)、YAMAHAブランドの創始者・山葉寅楠が手作りのオルガンを背負って歩き、苦難のすえに峠越えを果たした逸話もある“天下の険”です。
 ところどころに点在する桜並木を眺めながら、大小のコーナーが連続するワインディングロードを快適なペースで楽しみ、登りきったあたりで振り返ると、湖水の向こうに富士山が姿を表しました。さすがに山の上は気温が低く、長居はできませんでしたが、春らしいツーリングをたっぷり味わいました。
 その後、箱根を下って向かった先は静岡県沼津市。駿河湾に面するマリーナでボートレンタルし、眩しい太陽と青空のもと、葛飾北斎の絵のような富士山を臨みながら、ときに豪快に、ときにのんびりボートを走らせクルージングをする気分は最高でした。都会の喧騒から逃れ、四季折々、山・海の醍醐味を味わう……。ヤマハのレンタルサービスなら、こんな贅沢な楽しみ方ができるのです。

 

ヤマハバイクレンタル(日本語のみ)

サイト内では、出かける楽しさを想起させるオススメのツーリングスポットも紹介
https://bike-rental.yamaha-motor.co.jp/

ヤマハ バイクレンタル ご利用ガイド(YouTube)

 

Message from the Editor

 ヤマハ発動機の創業者である川上源一は“需要は自ら創るもの“ということで、モノ創りの会社ではありますが、コト創りも大切であると考え、運転免許教室やオフロード教室などさまざまな活動を行ってきました。このモーターサイクルとボートのレンタルサービスもその一環です。自社調査ではモーターサイクルや船舶免許取得者の多くはモーターサイクルやボートに乗っていないという結果でした。製品を買っていただく前に、まずはモーターサイクルやボートの楽しさを味わっていただきたいと思います。
 陸・海の両方を楽しめるのは、ヤマハ発動機ならではの特徴です。みなさんもどこかにモータサイクルやボートの免許証が眠っていませんか?

堀江直人

 

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ヤマハ発動機グループは、「世界の人々に新たな感動と豊かな生活を提供する」ことを目的に、人々の夢を知恵と情熱で実現し、つねに「次の感動」を期待される企業、”感動創造企業“をめざします。

ヤマハ発動機は、パワートレイン技術、車体艇体技術、制御技術、生産技術を核とし、二輪車や電動アシスト自転車などのランドモビリティ事業、ボート、船外機等のマリン事業、サーフェスマウンターやドローンなどのロボティクス事業など多軸に事業を展開、世界30 ヶ国・地域のグループ140社で開発・生産・販売活動を行い、企業目的である「感動創造企業」の実現に取り組んでいます。今や、当社製品は180 を超える国・地域のお客さまに提供され、連結売上高の約9 割を海外で占めています。http://global.yamaha-motor.com/jp/

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